7/15/2015

Week 9 Summer Semester後半戦

Summer semesterもいよいよ残り4週間となりました。夏休みまでもう少しです。

クラスによっては、最終試験はみんながテスト用紙に向かってテストを受けるスタイルではなく、グループプレゼンテーションだったりします。

そのグループも先生が決めるのではなく、クラスメートとランダムに決めるものだったり。

各人のスキルレベルは全く異なるので(なかには学部を終えたばかりの人も)、パワーポイントの出来にも大きな差がでます。そのような弱みは他のグループメンバーが補完できれば全く問題ないのですが、できない人が変に強く出て「できる」感じを出そうとする人がいても、雰囲気が悪くなってしまいます。

パワーポイントについてですが、私がコンサルティング出身だからか、資料を精緻に作ろうとする癖がついている一方、こちらのアメリカ人は、プレゼン中に発言する内容を結構暗記して、スライドに表示されているワード以上のことをペラペラしゃべります。それはそれですごいなと感心するのですが、マネはできません。また、仕事でもプレゼン中に資料に書いていないことを言おうとすると、聞き手がついてこられなくこともあるので(個人的には)資料の作り方としてダメです。

今日の授業はオリンピック等の遺産についてです。アテネ五輪、ソチ五輪など、巨大イベントを実施した後の施設の利用についてです。事前に配布された資料を見る限りひどいです。施設の有効利用がされておらず、汚い、使われない箱ものだけが残るケースが多いようです。特にひどいのが北京五輪、そしてつい最近あったブラジルワールドカップのサッカー場。

ブラジルにいたっては、一部の競技場は建設のミスで安全基準を満たせずに取り壊し、その他でもバスの駐車場になっているとか。いったい何のために作ったのか。IOCやFIFAは保証してくれませんから、イベントを実施する国、都市がスタジアムのライフサイクルと維持費を考慮に入れて、建設しなければ話になりません。IOCやFIFAは都市の魅力を世界に伝えられるとか、儲かるとかわけのわからないことを並べて、招致レースを展開させますから。

2020年の東京オリンピックは大丈夫でしょうか。国立競技場の膨大な建設費が話題にあがります。建設コストの話も大事ですが、採算性は?

都心に巨大ゴミを作るのだけはやめてほしいです。行政にファイナンスの知識を持った人がちゃんといるんですかね。声だしてくれているんですかね。素人が初期費用が大きいと叫んでいるだけなら、北京五輪とかの二の舞になってもおかしくないです。

今日の授業でヒントを得てきたいと思います。