3/29/2007

USCPA取得までの費用 その2

それでは今回は受験料(Examination Fee)について話をします。


昨年にUSCPAの受験料が変更されました。
FAR $148.00→$175.44
AUD $159.25→$187.00
REG $125.50→$152.33
BEC $114.25→$140.78

新受験料の総額$655.55を$1=¥120で換算すると¥78,666です。日本の公認会計士試験の受験料は僕の記憶しているところによると9,000円くらいです。だから、できるだけ各科目について一回の受験で済ませたいものです。中途半端な取りこぼしをすると余計な渡航費が発生します。これについては後々書きます。

そのほかにも、NASBA(National Association of State Boards of Accountacy)への出願料(Application Fee)が発生します。アラスカ州の場合、初回出願時に受験科目数に関わらず$150.00を支払います。僕が初回に出願した2006年の3月に出願したときは$100.00でした。でも今となっては昔の話です。

出願が受理されると、NTS(Notice To Schedule)を取得できます。NTSの取得とは、各受験科目の受験IDを取得することを意味し、そのIDを使ってテストセンターであるPrometricで試験日時を予約することができます。

そして、これについても触れておきましょう。再受験です。再受験とは、同一の科目を再び受験することに限定されません。始めての受験時にFARのみを受験した場合(=初回のNTSを取得)、その他の科目を受験する時(=初回以降のNTSを取得)には再受験として扱われます。かつては(2006年の秋頃まで)は再受験の際の出願料(Reexamination Application Fee)は出願科目数に関わらず$25.00でした。しかし、現在の再受験出願料は以下のとおりです。
One section, $60.00
Two Sections, 80.00
Three Sections, $95.00
Four Sections, $110.00
受験料のみならず、出願料もだいぶ高くなりました。こうなってはできるだけ少ない受験回数で合格しないといけません。

次回は学歴審査について話をしましょう。

3/28/2007

USCPA取得までの費用 その1

今回から数回にわたり、USCPAを取得するまでどれだけの費用を要するのかを解説したいと思います。これからUSCPAの取得を考えている方々にぜひ役立てていただきたいと思います。

まずは受験予備校に支払う授業料です。ほとんどの日本人受験生が受験予備校に通うことになると思います。僕が予備校に支払った授業料は入学金を含めて451,500円です。ちなみに他の大手予備校の受講料は605,500円(入学金を含む。)です。その差額154,000円。これはどの受験予備校に行こうか迷っている人の判断に何らかの影響を与えるかもしれません。僕は経済的な理由から授業料の安い予備校を選ばざるを得ない状況でした。
 
そのほかにもUSCPA受験する際に避けて通れない会計単位等の取得費用です。幸いにも僕はこの費用をゼロに抑えることができました。学歴審査の結果、大学で取得した単位が受験州の単位要件を満たしていました。しかし、多くの受験生は会計単位等を受験予備校の提携校を通して取得することになるでしょう。単位取得費用の目安は1科目3単位につき36,000円といったところでしょう。したがって、24単位を追加取得するには288,000円がかかることになります。決して安い費用とはいえません。また本試験の勉強に追加して単位取得の勉強までしなければならないと考えると大きな負担になると考える人もいるでしょう。そこは心配無用です。たとえば、僕の選んだ受験予備校の提携校の単位を取得するにはUSCPAの試験問題の勉強をしていれば、ほかに特別な勉強する必要はないようです。話を単位取得費用に戻しましょう。ご存知の方もいるとおもいますが、USCPAには試験合格、Certificate、Licenseがあります。受験州によってことなりますが、CertificateとLicenseを区分しない場合が多いようです。試験合格のみでも転職の際には履歴書に「試験合格」と記入すると評価してもらえるそうです。ですからCertificateやLicenseの取得要件を考慮せず、試験合格に必要な追加単位取得のみを考えるのであれば、一般的には単位取得に関する追加費用は比較的低く抑えることができそうです。

次回は受験料について話をします。