7/26/2015

Week 10 ゲストスピーカー

今週のスピーカーEthicsのクラスでは、まず最初ゲストスピーカー3名によるパネルディスカッションでした。

いつもどのようにスピーカーを連れてくるのか気になるところですが、今回も学校が用意するというよりも、教授陣の人脈によるものでした。
ときどき、当SIM Programの卒業生がパネルとなることもあります。もちろん卒業生ならだれでもなれるというわけではありません。今回の卒業生パネルはWashington Redskinsにてブランドコミュニケーションを扱う女性でした。

なかでも興味深かったのは、STXという会社のBrand Directorを務める方のバックグラウンドです。

http://www.stx.com/

もともとはNikeでBrand Managementの任務についていたそうで、当時もラクロスを主要なターゲットとしていたそうです。

そしてSTXへ。このSTXという会社、知らなかったのですが、ラクロスの防具等を取り扱っています。Nikeでの功績が買われて、STXに転籍。先生はパネルの方がNike時代にいっしょに仕事をしたことがあるそうです。

ちなみにラクロスはアメリカで人気の種目です。オリンピックでも、アメリカの代表チームは強かったと思います。競技人口も他のスポーツと比較してもかなり上位に入ります。

学生を前にして選ぶ言葉も慎重です。とくに記憶に残っているのは、market segmentationです。大都市にはいくつかのスポーツチームがあり、消費者のうち誰にスポットをあててマーケティングするのか。大学生なのか、社会人なのか。メッセージを間違えると、将来行き詰まる。他のチームと同じようなことをやっていては差別化できず、埋没してしまいます。大都市の例でいうと、New York YankeesとNew York Metsみたいなものです。

当たり前のことかもしれませんが、現場で働く人からのメッセージというのはストレートに伝わります。これがbusiness school等で学ぶことの醍醐味だと思います。社会人として日常の行動範囲の中で出会う機会のない人というのは必然的にあります。

社会人になってからも好奇心をもって、他の業界の人や、バックグラウンドの人からヒントを得ようとする姿勢は大事だと思います。

先日、日経新聞の夕刊で50代の記者が法政大学のビジネススクールで女性の社会進出について学ぶ連載が掲載されていたので、ついつい見てしまいました。

仕事をしていると、どうしても時間がないなんてこともあると思います。でもふと時間ができたとき、一歩日常から踏み出した世界には、これまでの自分にチャレンジしてくれる世界がそこにあると思いますので、教科書や書籍からは一歩離れて、ビジネススクール等学ぶことは有意義だと思います。

7/16/2015

Week 9 Writing skill

さきほど、Leadership & Managementの先生に先日の宿題の添削結果を伝えていただきました。(留学生のみならず、学生全員にこの機会は提供されています)

このSemesterが始まるころにWriting seminarがあったのですが、その時に強調された通り、Writing skillはビジネスの世界で非常に重要です。

これまでの実務や勉強でそれなりに書く力は向上してきたと思ったのですが、ズタズタにされた気分です。

gradeは別に悪くはなく、課題の内容も理解しているようだから良いと褒められたものの、細かな点はまだまだです。意味が通じないとか、同じ言葉、表現の繰り返しが多いというのを指摘されました。

aやtheといった冠詞の話にいたっては、困難を極めます。しかし第三者の視点で誰かにレビューしてもらう他ないです。

そのほかにはweやIは使わない。第三者が言っているように、one argues...とするなどなど。

ズタズタにされた気分ですが、課題が見つかったという点では収穫です。少なくとも提出前に文章の見直しは抜かりなくやろうと思います。留学生が直面する共通の課題かもしれません。もっとうまい書き手になれるはず。

sports management以前の話でした。

7/15/2015

Week 9 Summer Semester後半戦

Summer semesterもいよいよ残り4週間となりました。夏休みまでもう少しです。

クラスによっては、最終試験はみんながテスト用紙に向かってテストを受けるスタイルではなく、グループプレゼンテーションだったりします。

そのグループも先生が決めるのではなく、クラスメートとランダムに決めるものだったり。

各人のスキルレベルは全く異なるので(なかには学部を終えたばかりの人も)、パワーポイントの出来にも大きな差がでます。そのような弱みは他のグループメンバーが補完できれば全く問題ないのですが、できない人が変に強く出て「できる」感じを出そうとする人がいても、雰囲気が悪くなってしまいます。

パワーポイントについてですが、私がコンサルティング出身だからか、資料を精緻に作ろうとする癖がついている一方、こちらのアメリカ人は、プレゼン中に発言する内容を結構暗記して、スライドに表示されているワード以上のことをペラペラしゃべります。それはそれですごいなと感心するのですが、マネはできません。また、仕事でもプレゼン中に資料に書いていないことを言おうとすると、聞き手がついてこられなくこともあるので(個人的には)資料の作り方としてダメです。

今日の授業はオリンピック等の遺産についてです。アテネ五輪、ソチ五輪など、巨大イベントを実施した後の施設の利用についてです。事前に配布された資料を見る限りひどいです。施設の有効利用がされておらず、汚い、使われない箱ものだけが残るケースが多いようです。特にひどいのが北京五輪、そしてつい最近あったブラジルワールドカップのサッカー場。

ブラジルにいたっては、一部の競技場は建設のミスで安全基準を満たせずに取り壊し、その他でもバスの駐車場になっているとか。いったい何のために作ったのか。IOCやFIFAは保証してくれませんから、イベントを実施する国、都市がスタジアムのライフサイクルと維持費を考慮に入れて、建設しなければ話になりません。IOCやFIFAは都市の魅力を世界に伝えられるとか、儲かるとかわけのわからないことを並べて、招致レースを展開させますから。

2020年の東京オリンピックは大丈夫でしょうか。国立競技場の膨大な建設費が話題にあがります。建設コストの話も大事ですが、採算性は?

都心に巨大ゴミを作るのだけはやめてほしいです。行政にファイナンスの知識を持った人がちゃんといるんですかね。声だしてくれているんですかね。素人が初期費用が大きいと叫んでいるだけなら、北京五輪とかの二の舞になってもおかしくないです。

今日の授業でヒントを得てきたいと思います。

7/13/2015

Week 8 プレゼンテーション

Week 8はmid-termの週でプレゼンのオンパレードでした。

火曜日のCSRでは個人で、2分以内のcause marketingのelevator pitchでした。先生がタイマーを使うので、2分が経過するとその時点で終了です。完全に消化不良で終わった人もいました。私は最後にfinancial impactと補足の資料を説明できずに終わりましたが、とりあえずOKです。しかし、英語はカミカミでした。緊張したのかな。

水曜日のLeadershipはグループ4人で、Sports figure profilingのプレゼンでした。レポートとのセットで担当分野をこなし何とか消化。グループでやるプレゼントいうのは難しいです。テーマを決めた人が主導権を完全に握ればいいのですが、会社ではないので上司部下という指揮命令系統はないので、作業分担があいまいになりがちで難しい。ただ、全員は単位を取るという共通のゴールを持っているので、がんばります。時間管理さえ間違えなければ本当にうまくいくものです。中には仕事をしている人もいるので同じリズムで作業が進まないこともあります。

木曜日はmid termではなく、個人のsports ethics profileのプレゼンです。一回の授業で3人程度で毎回回してきたのですが、手を挙げず出番が7月までずれこんでしまいました。その分準備万端で臨んだわけですが、この週の3回目のプレゼンということでスラスラいきました。慣れるものです。授業の前でぶつぶつと練習したのも良かったのかもしれません。グループと違って、資料を全部自分で作っている点も、自分が内容を熟知しているため、うまく運べる要因です。先生からは「good work」と言われました。地元の人たちとは一味違った資料作りは先生に良い印象を与えることが出来ればよかったのですが。

Week 8は大変でした。week 9も木曜日にmid termのグループプレゼンテーションです。

Strengths Finder 2.0

Sports Leadership & Managementの授業でのことです。

この授業はLeadershipの授業ですが、別にスポーツに限定されるものでもありません。

そこでこのセメスターの前半で取り扱った本、「Strengths Finder 2.0」を紹介します。

http://www.amazon.co.jp/StrengthsFinder-2-0-Bestselling-Author-Wellbeing/dp/159562015X

かつて日本語版の「さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす」という本で5つの強みを識別するというのをやったことがあるのですが、「Strengths Finder 2.0」も基本的には同じことです。
http://www.amazon.co.jp/dp/4532149479/ref=pd_lpo_sbs_dp_ss_1?pf_rd_p=187205609&pf_rd_s=lpo-top-stripe&pf_rd_t=201&pf_rd_i=159562015X&pf_rd_m=AN1VRQENFRJN5&pf_rd_r=1MPN39Y6KEEYA6W6DS9S

本についているアクセスコードを用いてassessmentを受けて、5つの強みを識別します。私の場合は
  • Analytical
  • Responsibility
  • Deliverative
  • Futuristic
  • Focus
となりました。

仕事柄といいますか、よく自分を言い表す5つで、違和感がほとんどありません。以前受けたときの結果ともほとんど変わっていない気がします。

弱みを克服して平均を目指すよりも、強みに集中して、エッジの効いた人材になる。このコンセプト嫌いじゃありません。

今回は授業の一貫だったので、英語版を購入してやりましたが、別に英語でやる必要はないと思います。日本語版で自分の強みを識別することをお勧めします。時間制限みたいなものがありますが、英語学習中の方が英語でassessmentを受けるのもいいかもしれません。

7/07/2015

なでしこジャパン

今週のクラスは明日からスタートなのですが、このプログラムが始まって以来時事ネタは絶えません。

もちろん先週末の出来事といえば、女子サッカーワールドカップ、米国対日本の決勝です。

試合は早い時間帯で決定的となってしまったものの、なでしこたちは最後まであきらめずに良く頑張った、というような論調が日本では多数を占めているのでしょうか。そして、ワールドカップの決勝まで戦える実力のある彼女たちにサッカーだけに専念できる環境を整えてほしいななんて声も聞こえます。

準優勝の賞金は前回よりも多くなり、今回優勝はならなかったもののキリン等のスポンサー企業からの継続的なサポート、報奨金も期待できるのでしょう。

彼女たちの環境は一見良くなっているようです。

でも本当にそうでしょうか。すべて一時的な効果に留まるのではないでしょうか。

誰も声高に構造的な問題の指摘、打開策を提言できていないのが現実ではないでしょうか。

プロ契約できない選手が多いのは、プロを雇うチームの収益力が低いから。リーグの広告収入が少ないのはメディア戦略を作る人材がリーグに欠けているから。

チーム、リーグどちらにも欠けている要素が多く、それに抜本的に取り組もうとする人材が足りないのでしょう。観客動員を増やすといっても、Jリーグでも苦戦しているチームがあるので、なでしこリーグにとってはさらに厳しいことでしょうが、サッカー協会主導でチーム、リーグをマネジメントできる人材を増やすことは急務でしょう。

サッカーが好きでやっているというなでしこたちに続く人たちは、今後果たしてサッカー選手という職業は将来有望かなんていう視点を持ち込むかもしれませんから、環境整備は必要です。女子サッカー選手を稼げる職業にしなければ、世界で戦えるチームの継続難しくなります。

7/03/2015

留学の英語力

これからは授業以外のトピックについても投稿していこうと思います。

自分の英語力に過信してはいけないと思います。TOEICで900点以上やTOEFL iBTで100点以上のスコアを記録したことがあったとしても、授業で聞く英語というのは正直難しいです。特にクラスメートが何を言っているのか聞き取るのが難しいです。

おそらく留学する日本人のほとんどが直面する共通の課題です。特に私のクラスメートはアメリカ人が多いので、ここ1ヶ月超苦労しています。

あやしいとは思っていましたが、ネットで見つけたモゴモゴバスターというのをちょこちょこはじめています。

http://www.mogomogobuster.com/

1万円もしない値段で無制限にネイティブ(アメリカ東海岸)の発音のリスニングトレーニングができます。

Lesson 7くらいまですすみましたが、知っているものも多くあり確認に役立つ一方、知らないことの発見も多くあり、収穫はありそうです。

毎年多くの人がニューヨークなど東海岸に旅行して生の英語に触れているんだと思います。でも実際に日本の学校教育で教えている英語が現実世界から離れたものとなっていると思うと、少し残念です。

アメリカ現地にいる日本人は各個人として課題に直面したらそれに対処する方策を考えます。インターネットが普及する時代になってその方策を見つけるのも容易になりました。ネットは瞬時に海もわたることができますから、日本の学校教育の英語も変わってほしいものです。

まずは日本の英語の先生が過去に課題に直面したことがあるか。それを伝えようとする努力をしているか。今課題をもって対処しているか。教育機関、組織が対処すべき課題を認識しているか。
受験だけの小手先だけならば、実践的な英語からは離れてしまいます。

本物のアメリカ英語に触れたことがない人はモゴモゴバスターのトライアルをやってみるといいです。
tの音がdに聞こえる法則とか(私はなるべくdの音で発音します)一度も日本で教わったことがありませんでしたが、10年前にアメリカに留学したときに初めて知りました。