9/30/2007

USCPA試験 受験最終章

今回の試験を最後に受験を終わらせないといけないある一つの理由があります。

その理由とはExpiration Dateというものです。科目に合格したのはいいものの、その合格科目を受験した日から18ヶ月以内に全ての科目に合格しなければ、18ヶ月を経過したものから順次合格が取り消されてしまいます。だから僕は次回の受験を最後に4科目全てに合格しなければならないのです。

僕のExpiration Dateを考えると、ひょっとしたらあと2回受験できるかもしれないけれど、あと2回とかいって次の受験で決着をつけようとしない理由などありません。次を最後にするつもりで準備します。合格すれば、この試験については終わるのですから。

本当はとっくに全科目に合格しているはずでした。手続きや自分の至らないところで受験が3ヶ月、また結果が発送されてまた3ヶ月と伸びてしまいました。

試験まであと数日ありますが、これまでの経験を活かして受からない条件を1つ1つ消していく作業に徹します。

9/22/2007

空の安全

先月、沖縄で起きたChina Airlinesの機体炎上のニュースは皆さん鮮明に覚えているかと思います。

その航空会社を僕は使ったことはないですが、「空港に着陸してから起きた」炎上に嫌な印象を受けました。僕はこれまで空港に無事到着したら安全かと思って、機体から出口に急いで向かう理由はありませんでした。乗り継ぎがなければゆっくり出れば良かったんです。危険なのはむしろ空を飛んでいる時かと思っていました。だから今回は嫌な印象を受けたんです。

格安航空会社は整備にお金を掛けないから安く飛ぶことが出来るのでしょうか?整備士を自社で継続的に育成するのに手間とお金がかかるから、それをなるべく避けるようにする環境がどうやらありそうな気がします。

この事件を受けて、僕は初めて航空会社のランキングを調べて見ました。ランキングを鵜呑みにすることはできないものの、いろいろなランキングが存在するのがわかりました。安全面やらサービス面、総合ランキングとか。日系の航空会社は100位に入っていたかと思います。

今回の事件で、安いという理由で航空会社を選ぶのではなく、より安全に重きを置く航空会社の選択に僕は傾いてます。

9/15/2007

3つのくくり-内部統制監査

日本人は3種の神器とか新3種の神器、御三家といったふうに3つで物事をくくるのが大好きなようですが、アメリカから日本にやってきた「3点セット」もやはり3つでくくられています。

Risk Control Matrix(RCM)
業務記述書
Flow Chart

の3つを3点セットとか呼んでいます。

まったくの初心者ではないにしても、監査の現場で巨大な上場企業の業務プロセスはとんでもない量です。だから何人かの人に担当が振られるのですが、慣れるまでには少し時間がいるかもしれません。

過年度の調書を見ながら今年度の調書を作るわけですが、忍耐力の問題でしょう。

9/09/2007

監査法人に入る前に

このブログをご覧になっている方の中には、これから監査法人に転職してみたいと考えている方がいるかと思います。

僕は所属する監査法人がどういった区分で部署が分かれているのか全体を把握していないのですが(もちろん事務所の所在地によっても違うでしょうが)、応募する際の一つの目安としてあるIndustryに特化して専門性を極めるのも一つの手ではないかと思います。

国内業務と国際業務というくくりで分けることももちろん考慮するでしょう。国際業務を考えれば、海外事務所との密なネットワークが重要なキーです。

入ってみないとなかなかわからないものですが、監査法人に集積されたKnowledgeもあなたのこれからのCareerを進化させます。このKnowledgeがあるかないかによって仕事の質は大きく変わると思います。それを最大限に活用することができれば品質の高い監査なりコンサルティングを実現できるわけです。まあ、これは監査業界に限ったことではないですね。シンクタンクやコンサルティングであれ、証券業界であれ、顧客のIndustryに関するKnowledgeは重要ですから。

入る前に、面接なんかの機会に実際に担当者に聞く機会を持ったり、既に応募先企業で働いているひとがいれば聞いてみるのも一つの手です。ホームページを見るだけでもその一端を理解することもできますし。

組織全体で品質の高いサービスを提供しようとする所で働くのは非常に良い機会に間違いありません。

9/08/2007

顧客情報流出

今週、大手監査法人から顧客情報の流出があったという報道がありましたね。顧客情報を法人貸与のPCではなく、使用のPCに保存していて、結果的にそこから顧客情報が漏れてしまった。

監査法人に入ると情報セキュリティポリシーとか顧客情報の重要性についてまずは研修があります。普通一般的には入手することができない顧客情報にアクセスすることが出来る監査法人は、顧客から信用されて情報を提供してもらうことができなければ業務はできません。だから情報セキュリティポリシーは入所時研修と年次研修で社員・職員に徹底されます。

でも結局のところは自分次第です。情報の重要性に関する意識が甘く、顧客情報を私用PCに保存している人がいたから今回のような事態になったのです。それを守れない人はこの業界にふさわしくなく、この業界を去らざるをえないでしょう。

とてつもなく恥ずかしい思いを痛感し、かつ所属する監査法人(プラス同僚)に大きな迷惑をかけ、顧客の信頼を失うなんてことは想像するだけで怖いです。