3週間程度の夏休みを終え、Fall Semesterが始まりました。
今週は変則スケジュールで木曜日のみ授業がありました。正確には、水曜日も授業があったのですが、来週の月曜日がLabor Dayなので、月曜日の授業が水曜日に振り返られていたため、私にとって木曜日がFall semester初めての授業となりました。
今週授業があったのは、The Business of Sports Media。他のクラスと同様2人の先生によって進められます。
このクラスは昨年の秋から始まった新しいクラスのようで、授業に最適なテキストはないので、教科書の購入はありません。しかし、Harvardのケーススタディーを購入したりというのはあるようです。
当時のAssociate Deanとの話のなかでSports Industry Management ProgramのなかでMediaに特化した授業がないよねということで始まったこのクラスは、MediaがSportsの世界で果たしている役割がとんでもないからです。というのも数字を見てください。CBSテレビはNFLとの放映契約で2.7億ドルの契約をしているのです。これは単年契約で、翌年度は金額の見直しが起こりえます。
このクラスは選択科目の位置づけで、18人中私を含めて4人が留学生です。韓国、コロンビア、ギリシャといった感じです。アメリカ人だけのクラスだと本当にアメリカに絞ったトピックになりがちですが、これだけ留学生がいるとアメリカを飛び出したトピックも満載になりそうな期待があります。韓国は冬季オリンピック、日本は夏季オリンピックもありますから、放映権の話とかでは話が膨らみそうです。
オリンピックといえば、昨日の授業でオリンピックを定義してみよというのがクラス内でありました。
International competition for multi sports for only 18 days
18日間でやるというのは知りませんでした。たしかFIFA World Cupも30日かそこらの期限があったかと思います。
7月の末に東京でオリンピックをするのはアスリートにとっても観戦者にとっても危険という声が日本で上がっています。現在行われている、テニスのUSオープンでも危険する選手が後を絶ちません。NYは31度くらいだそうです。日本からすると31度なんてたいしたことないから、日本でやるオリンピックはなおさら危ないじゃないかという声も上がるかもしれません。でもアメリカで30度を超えると、日差しは日本より強いです。湿度は日本ほど高くなく、ずっと日に当たっていると、気が萎えます。日本とは少し質が異なる気候です。日本は湿度が高いので、疲労がたまる感じでしょうか。10月とか涼しい季節に夏季オリンピックをやればいいじゃないかという声も上がるでしょうが、スポーツの年間スケジュールを変えるのは難しいでしょう。10月ではアメリカでもうNFLのシーズンが始まっています。FIFA World Cupのカタール大会の開催時期を11月、12月に移動できたのはFIFAにアメリカ色が強く反映されていないからでしょうか。もっとも招致活動で汚職にまみれていたカタールで本当にWorld Cupが行われるか現時点では不透明ですが。
BIG4会計事務所にて会計監査およびコンサルティングの実務経験を得たワシントン州公認会計士 2015年5月からワシントンDCにあるGeorgetown Universityにてスポーツマネジメントの修士プログラムに在籍
9/05/2015
9/04/2015
Fall Semester
しばらく更新が滞っていましたが、昨日よりFall semesterが始まりました。
第1週は変則スケジュールで木曜日の授業しかありませんでした。少し昨日の授業について別の投稿で触れたいと思います。
- 火曜日- 5:20pm-7:50pm Sports Marketing; 8:00pm-10:30pm Sports Communication & Public Communication
- 水曜日- 8:00pm-10:30pm Sports Business & Finance
- 木曜日- 5:20pm-7:50pm The Business of Sports Media
第1週は変則スケジュールで木曜日の授業しかありませんでした。少し昨日の授業について別の投稿で触れたいと思います。
8/21/2015
Fenway Park
先日ボストンまでMLBの試合を見に行ってきました。8月14日金曜日の7:10pmプレーオフです。
会場はもちろんFenway Park。
この球場に行くのはこれで3回目です。1回目は10年前、Boston Career ForumでBostonを訪れたときでしたが、その時は10月の下旬、ポストシーズンの時期でRed Soxは既にシーズンが終わっていたので、球場のツアーにだけ参加しました。グリーンモンスターを初めて見て、レフトはすごく狭いなと感じました。
2回目は2年前にBoston近郊に出張に行った際に、現地に前日入りして自腹でホテルを取って観戦に行きました。MLBの試合を見るのがものすごく久しぶり、しかも対戦カードはYankeesだったので、ラッキーでした。テレビで観るのもいいのですが、たまには生で観戦すると野球の魅力に取りつかれます。
そして今回は、Seattle Mariners戦。Red SoxもMarinersも地区最下位を争うような展開にも関わらず、5pm前に会場に到着すると、地元ファンは長蛇の列の作り、入場の時間を待っていました。皆席は指定されているのに、早くFenway Parkに入場したいと思わせる魅力がそこにあります。
しばらくして、列が少し捌けてから入場すると会場内の廊下の一部にFenway Parkが映画の撮影に使用された作品の写真とタイトルが貼ってあるコーナーがありました。その数は6つでした。最近の作品でいうと、Brad Pitt主演のMoney Ballがあります。おすすめは、Fever Pitchですね。
右翼ポールより少し上にいった座席につくと、その座席は最悪でした。ピッチャーとキャッチャーの間に柱があり、ピッチャーがボールを投げるとそのボールが一瞬消え、バッターは全く見えません。少し左に体を傾ければバッターは見えるのですが、こんなの初めてです。正直、35ドルの座席はハズレ席、不快です。近所のファンの人もやはり同じ思いをしている人がいました。こういった視界を遮る柱がFenway Parkにはいくつもあります。2倍の値段のチケットを払えばInfieldの席で視界を遮ることはないのですが、1シーズンで何回もゲームを見に来るファンにとっては高額なチケットとなってしまいます。
MLBで最古の球場ということもあって、屋台のスペースは他の球場と異なります。普通、球場を一周するような感じで、その通路から試合が見られるようになっているのですが、ここFenway Parkは内野、外野席下の廊下に屋台スペースがあって、そこからは試合は観られません。その代わり、限られたスペースに座席がぎっしりと詰まっています。改修を重ねて座席数を増加させた結果だと思います。プレーボール直前になると球場内の座席はほぼ埋まっている状態でした。夏休み中とはいえ、金曜日の夜に座席が埋まるくらいですから、チケットは完売になるほどの人気と推察されます。
ここまでいうとこの古い球場は最近できた最新鋭の球場と異なり、ファンにとってフレンドリーな球場とは呼べないのですが、ファンを魅了して止まない歴史が詰まっているのがFenway Parkです。
この日も田沢を除いて日本人選手の出場は見込まれない試合ではあったものの、はるばる日本から試合を見に来たと思われる日本人が何人かいました。日本の球場とは違う雰囲気を確かに感じ取ったのではと思います。これまでSeattleのSafeco Field、DCのNationals Park、ChicagoのUS Celluer Fieldに行ったことがありますが、アメリカにおいてもこの球場は異質な存在であるかと思います。Fenway Parkに行ったことがないという方にはぜひ観戦をお勧めしたいです。
会場はもちろんFenway Park。
この球場に行くのはこれで3回目です。1回目は10年前、Boston Career ForumでBostonを訪れたときでしたが、その時は10月の下旬、ポストシーズンの時期でRed Soxは既にシーズンが終わっていたので、球場のツアーにだけ参加しました。グリーンモンスターを初めて見て、レフトはすごく狭いなと感じました。
2回目は2年前にBoston近郊に出張に行った際に、現地に前日入りして自腹でホテルを取って観戦に行きました。MLBの試合を見るのがものすごく久しぶり、しかも対戦カードはYankeesだったので、ラッキーでした。テレビで観るのもいいのですが、たまには生で観戦すると野球の魅力に取りつかれます。
そして今回は、Seattle Mariners戦。Red SoxもMarinersも地区最下位を争うような展開にも関わらず、5pm前に会場に到着すると、地元ファンは長蛇の列の作り、入場の時間を待っていました。皆席は指定されているのに、早くFenway Parkに入場したいと思わせる魅力がそこにあります。
しばらくして、列が少し捌けてから入場すると会場内の廊下の一部にFenway Parkが映画の撮影に使用された作品の写真とタイトルが貼ってあるコーナーがありました。その数は6つでした。最近の作品でいうと、Brad Pitt主演のMoney Ballがあります。おすすめは、Fever Pitchですね。
右翼ポールより少し上にいった座席につくと、その座席は最悪でした。ピッチャーとキャッチャーの間に柱があり、ピッチャーがボールを投げるとそのボールが一瞬消え、バッターは全く見えません。少し左に体を傾ければバッターは見えるのですが、こんなの初めてです。正直、35ドルの座席はハズレ席、不快です。近所のファンの人もやはり同じ思いをしている人がいました。こういった視界を遮る柱がFenway Parkにはいくつもあります。2倍の値段のチケットを払えばInfieldの席で視界を遮ることはないのですが、1シーズンで何回もゲームを見に来るファンにとっては高額なチケットとなってしまいます。
MLBで最古の球場ということもあって、屋台のスペースは他の球場と異なります。普通、球場を一周するような感じで、その通路から試合が見られるようになっているのですが、ここFenway Parkは内野、外野席下の廊下に屋台スペースがあって、そこからは試合は観られません。その代わり、限られたスペースに座席がぎっしりと詰まっています。改修を重ねて座席数を増加させた結果だと思います。プレーボール直前になると球場内の座席はほぼ埋まっている状態でした。夏休み中とはいえ、金曜日の夜に座席が埋まるくらいですから、チケットは完売になるほどの人気と推察されます。
ここまでいうとこの古い球場は最近できた最新鋭の球場と異なり、ファンにとってフレンドリーな球場とは呼べないのですが、ファンを魅了して止まない歴史が詰まっているのがFenway Parkです。
この日も田沢を除いて日本人選手の出場は見込まれない試合ではあったものの、はるばる日本から試合を見に来たと思われる日本人が何人かいました。日本の球場とは違う雰囲気を確かに感じ取ったのではと思います。これまでSeattleのSafeco Field、DCのNationals Park、ChicagoのUS Celluer Fieldに行ったことがありますが、アメリカにおいてもこの球場は異質な存在であるかと思います。Fenway Parkに行ったことがないという方にはぜひ観戦をお勧めしたいです。
8/07/2015
Sports Responsibility and Globalization in Sports Summer 2015
今週の火曜日(8/4)、表題の科目のFinal projectのグループプレゼンがありました。
我々が選んだテーマはNikeによるSoutheast AsiaへのCSR活動。Cause Marketingではなく、CSRです。
NBAとWNBAに所属するNikeと契約する選手とともに、Indonesiaの工場(Nikeの工場ではなく、契約工場)で働く従業員へのLeadership/Management skill教育を実施。資金は北米市場で販売する特別ラインのバスケットボールシューズの販売から。
プレゼンはこんな構成でやりました。
成果物の質はというと、かなり仕事でやるようなレベルと近似する感じです。ちゃんと我々の考えたプログラムの実現可能性を十分に考慮に入れた成果物となりました。そして、しっかりしたチームメンバーに恵まれました。SIMのプログラムは入学タイミングが1月、5月、9月と3回あり、この学期で卒業するチームメンバーはいないものの、卒業の時期に近い熟練のメンバーや私よりも先に入学したメンバーがいたりと、本当に構成に恵まれました。チームワークのchemistryで仕事と違うのは上司、部下の関係にはないということです。でも、自然と本人の経験等に基づいてアドバイスを提供する側、提供される側など、関係性が確立されていきます。
プレゼンが終わると二人の先生から質問と批評があるのですが、これも非常に役立ちます。先生の批評はプレゼンの中で役割が明確になりすぎているという点でした。これはうまくメンバーそれぞれでの強みを生かした成果物を導くという趣旨でもあったのですが、もうちょっとメンバー内で重複するような調整が見えても良かったのかなという指摘がありました。
仕事の場面ではお客さんからダメだしもあります。そして、内部のステークホルダーとして上司からこうしたら良いというアドバイスもあると思います。そういったアドバイスはお客さんの意向に沿ったものに意図的に導く場面もあろうかと思います。こういった授業の中で、先生がいわば独立した立場で将来スポーツの世界でのリーダーになっていく人たちに建設的なアドバイスを提供してくれるというのは最高の練習舞台に置かれているのだなという充実感があります。自分たちだけでなく、他のチームへのフィードバックを聞けるのも本当に良い機会だなと思います。思わず頷きたくなることが良くありました。
最後に、この授業では4人から5人のグループが4つ構成されたのですが、2つのグループがNike、別の2つのグループがUnder ArmourをCSRのグローバルパートナーとして選択した点は興味深い点でした。とはいってもUnder ArmourはBaltimoreに本社を置く企業ですから、地理的に近いのでもっともな選択でもあります。東のUnder Armour、そして創業者が退いたOregonに本社のある西のNike、どちらの今後も注目です。
我々が選んだテーマはNikeによるSoutheast AsiaへのCSR活動。Cause Marketingではなく、CSRです。
NBAとWNBAに所属するNikeと契約する選手とともに、Indonesiaの工場(Nikeの工場ではなく、契約工場)で働く従業員へのLeadership/Management skill教育を実施。資金は北米市場で販売する特別ラインのバスケットボールシューズの販売から。
プレゼンはこんな構成でやりました。
- Background
- Program overview
- Leadership education
- Health and wellness
- LEAD and Nike
- Alignment with Nike
- Marketing
- SWOT Analysis
- Benefit and partner
- Accounting
- Monitoring and evaluation
- Closing
成果物の質はというと、かなり仕事でやるようなレベルと近似する感じです。ちゃんと我々の考えたプログラムの実現可能性を十分に考慮に入れた成果物となりました。そして、しっかりしたチームメンバーに恵まれました。SIMのプログラムは入学タイミングが1月、5月、9月と3回あり、この学期で卒業するチームメンバーはいないものの、卒業の時期に近い熟練のメンバーや私よりも先に入学したメンバーがいたりと、本当に構成に恵まれました。チームワークのchemistryで仕事と違うのは上司、部下の関係にはないということです。でも、自然と本人の経験等に基づいてアドバイスを提供する側、提供される側など、関係性が確立されていきます。
プレゼンが終わると二人の先生から質問と批評があるのですが、これも非常に役立ちます。先生の批評はプレゼンの中で役割が明確になりすぎているという点でした。これはうまくメンバーそれぞれでの強みを生かした成果物を導くという趣旨でもあったのですが、もうちょっとメンバー内で重複するような調整が見えても良かったのかなという指摘がありました。
仕事の場面ではお客さんからダメだしもあります。そして、内部のステークホルダーとして上司からこうしたら良いというアドバイスもあると思います。そういったアドバイスはお客さんの意向に沿ったものに意図的に導く場面もあろうかと思います。こういった授業の中で、先生がいわば独立した立場で将来スポーツの世界でのリーダーになっていく人たちに建設的なアドバイスを提供してくれるというのは最高の練習舞台に置かれているのだなという充実感があります。自分たちだけでなく、他のチームへのフィードバックを聞けるのも本当に良い機会だなと思います。思わず頷きたくなることが良くありました。
最後に、この授業では4人から5人のグループが4つ構成されたのですが、2つのグループがNike、別の2つのグループがUnder ArmourをCSRのグローバルパートナーとして選択した点は興味深い点でした。とはいってもUnder ArmourはBaltimoreに本社を置く企業ですから、地理的に近いのでもっともな選択でもあります。東のUnder Armour、そして創業者が退いたOregonに本社のある西のNike、どちらの今後も注目です。
8/04/2015
Week 12 Final
今週はいよいよSummer termのFinalとなります。
Finalとは何をやるかという疑問もあると思うのでここにざっくり記載します。
我々はFIFA World Cup2020のカタールの開催について、カタールの準備委員会(政府)の立場で、UEFAまたはCONCACAF(米国など)と議論で戦います。
以上となりますが、お題によって準備に割くべき時間を決定し、綿密に準備するところにリソースを重点的に充てることになります。
Finalとは何をやるかという疑問もあると思うのでここにざっくり記載します。
- Sports Responsibility and Globalization in Sports
- Sports Leadership and Management
我々はFIFA World Cup2020のカタールの開催について、カタールの準備委員会(政府)の立場で、UEFAまたはCONCACAF(米国など)と議論で戦います。
- Applied Ethics and Governance in Sports
以上となりますが、お題によって準備に割くべき時間を決定し、綿密に準備するところにリソースを重点的に充てることになります。
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