5/31/2015

Writing Seminar 5/29


5月29日の金曜日、6:00pm-9:00pmはWriting Seminarというものがありました。

これは主にSchool of Continuing StudiesのSports Management Program(SIM)に入学した新入生に向けて実施されるものです。

まず最初にSeminarの趣旨説明がDeanであるGoldwater先生からありました。

最近はTwitterやらTextingで若者(そんなに自分たちは若くないですが、先生から見たら若者)の書くスキルは著しく低下しているとのことです。事実、Academic writingとTwitterやメールで見る英語の文章構成は全く次元の異なるものです。

SIMのプログラムを修了する最後の学期には全員が必ずCapstoneというクラスをとって、30ページの論文(+プレゼンテーション)を書くそうです。実際のCapstoneの論文を見ている先生は、最近の学生の文章力に不満を持っているそうで、このようなSeminarを実施することにしたそうです。
Seminarの中では、絶対にAcademic writingで用いてはならない単語というのも紹介されました。
  • That
  • Went(→attendとか違う単語を選ぶ)
  • Honestly(→この単語の前は嘘言っているのだろうか?)
  • Absolutely
  • Very
  • Really
  • Amazing
  • Always(→主観的)
  • Never(→主観的)
  • Literally
  • Maybe
  • Stuff
  • Things
  • Irregardless(→存在しない単語)
  • However
  • Amongst(→シェークスピアじゃないから、amongでよし。詩人を目指しているわけでもないので)
使ってはいけない単語というのはそのほとんどが口語です。Howeverを使ってはいけないというのは驚きですが、これはパラグラフを構成するときに、そのほとんどがHoweverの意味をなしていないからという理由でした。その文脈にHoweverがなくても文意は通じるよねということです。

かつてGMATのPrepコースを受講して、知ってはいたのですが、アメリカ人が良く勘違いする英語というのは存在するそうです。英語を外国語として学んだ我々は間違わないのですが、その例は「affect」と「effect」、どちらが名詞、動詞という質問です。このSeminarでも聞かれたのですが、アメリカ人の中には100%自信をもって答えられない人もいます。

修了後スポーツの業界に就くか否かに関わらず、リーダーには適切な言語力、writing skillが備わっているというのが長年スポーツの世界に携わって観察してきた先生の洞察なので、各コースの宿題、Capstoneはその訓練の機会として大いに活用してほしいというのがこの日のSeminarの第一目的でした。 これを入学直後に聞けて良かったと思います。
その他にも論文のcitation(引用)の例についても触れられました。かつてCapstoneの論文でその100%を他の論文から引用もなしに、あたかも自分のものとして論文を書いた人がいて、オンラインツールで引用の有無、盗用の有無を調べたところ、100%のplagiarismが発覚したそうです。その学生はプログラムから追放され、二度と入学することができませんでした、とのことです。Academicの世界に入ったというつもりはないのですが、将来の就職に役立てることのできるテーマを自分で選び、それを30ページに収めるというわけですから、やってやれないこともないでしょう。もちろん大変でしょうが。

図書館システムについても紹介がありましたが、Georgetown Universityのみならず、Washington Metro Areaにある7つほどの大学とも提携し、リソースは当然豊富です。Georgetown Universityは学問分野も豊富で、学術誌や雑誌の購読量もとてつもないです。すべて実際に取り寄せないといけないというわけではなく、オンラインで見られる文献もたくさんあって、一昔前とは違う世界にいる感じです。多くのお金がそこにつぎ込まれているわけです。私たち学生一人あたりの学費が高くなるのも納得です。

Seminarの最後に先生がパワーポイントに記した言葉を。

Aspire to excellence.
Aspire to be great.