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12/17/2015

Sponsorship

先日FIFA Club World Cup 2015に参戦している中国チームのニュースを見て大変驚きました。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFK10H4I_Q5A211C1000000/

広州恒大がACLの決勝第2戦で、ユニフォームのスポンサーを東風日産から広州恒大のオーナー企業グループの保険会社にすり替えをしてしまいました。

ユニフォームの胸スポンサーといえば、袖や背中、パンツと比べて一番エクスポージャーの大きいスポンサーです。ニュースによれば、東風日産は2年契約で日本円で約19億円を支払っているそうです。

それを注目の集まるACLの決勝第2戦で、いくら注目が集まるからといって、新たに買収してグループに入った保険会社の新会社名を中国国内に浸透させたいからといって、胸スポンサーの名前をすり替えてしまうとは、個人的に衝撃を受けましたし、中国ビジネスが不可解なものと映りました。

現在行われているFIFA Club World Cup 2015では広州恒大は東風日産のロゴの入ったユニフォームを着て戦っているようですが、準決勝以降ではどのユニフォームなのか個人的には注目しています。

http://www.sankei.com/economy/news/151216/ecn1512160029-n1.html

産経に続報があり、東風日産が提訴に踏み切ったようです。ACL第2戦でユニフォームの胸スポンサーを変えたい旨を話あっていたようですが、実際のところ当然合意に至らず、「勝手に」ユニフォームをすり替えをしてしまったようで、試合直後に抗議を入れた状況からは、ACL決勝という大舞台でスポンサーの価値を大きく棄損していると言わざるをえません。

10/04/2015

Week 4 Sports Finance

4回目の授業ともなると、Future valueとかPresent valueとかの話が出てきました。

実はスポーツの世界ではこれらの概念はかなり多用される気がします。

選手の給料を現時点で支払うのか、それとも将来に一括して上乗せ金額を支払うのか、別の例では新しいスタジアムを建築するのに収支のプロジェクションをDCFで算出する、などなど。

この授業までには、学生は教科書を読んでくること、かつHarvardのCourse Packageで購入したケーススタディーを読んでくることが求められていました。

ケーススタディーには大まかにFuture valueとかPresent valueの考え方が簡単に記載されていて、練習問題もいくつか組み込まれているのですが、いくつか進んでいくとそれらが難しい。

別に私が解けないとかいうわけではなく、このケーススタディーだけを読んで、financeのバックグラウンドがない人にとって減価償却費にcash-outにならないから節税効果があるとか、ちょっと行き過ぎな気がします。教授もこのままだと脱線が多くなって現時点ではできないよね、となってしまいました。

この授業は別に2つのクラスがほかの教授によって同時進行しているため、私たちのクラスの教授がこのクラスの進め方を決定しているわけではないのです。だから、シラバスに縛られる我々の教授も困ってしまうような状況です。

PVやFVはいくつか練習問題を解いただけではすべてできるようになるわけでもないでしょう。CPAになるためにいくつも練習問題を解いてきたから、このように感じてしまいます。授業の終わりのほうでは見た感じだと、かなりの学生が教授の説明についていけていないように見受けられました。

次回の授業までに今回の練習問題を自分で解いてくることになっているので、次回授業はその復習に充てられることでしょう。そして、この授業のEXAM Part 1は2週間後です。

9/18/2015

Week 2 Wednesday Finance

昨日はSports Finance2回目の授業でした。

全15回のセメスターの2回目なので、まだFinancial Statementsには何があるか、Balance Sheetの構成要素は何かというように、UndergradのAccounting 101の授業のような感じです。

そして、教科書に書かれているT-Accountの紹介がわかりにくいからということで、先生がいくつかの仕訳の例を紹介しました。

これまで、筋トレのように簿記をやったことのある身としては非常に簡単で、退屈な内容なのですが、初めて聞いたことのある学生にとっては、なんとなく考え方はわかるけれども、果たしてどれくらい再現可能かと疑問に思うことがあります。この内容はこれで以上で、次はまた違うトピックに進むわけですから。

皆がCPAになりたいわけではないので、必要以上に深くやる必要はないと思うのですが、会計の全般→Sportsに関わる会計という学習の流れはわかりやすく、まさに私のCareer pathと同じなのですが、普通の学生はSports businessへの関心→会計を非常に短期間に一部つまむ、という流れですから、会計のコンセプトの正しい理解を得るのは難しいのではという疑問がわきます。よほど会計に強い関心を持っていない限り。たいていの場合は単位を取らないければいけない科目という位置づけでしょうから。

授業中、減価償却の例について、純粋に耐用年数をもっと短くできないのかという質問が出たときには新鮮でした。ちなみに例として使われたのは定額法のみで、定率法やその他は触れられずに終わりました。

9/12/2015

Week 1 Wednesday Finance class

今週の水曜日8:00pmからはSports Business & Financeというクラスの第一回でした。

他のクラスと同様、まずは教授陣の自己紹介からスタート。

2人のうちクラスをリードする1人は40代過ぎの弁護士事務所勤務の弁護士。キャリアは公認会計士としてDeloitteでスタートしたようですが、今は弁護士。Georgetownで教えるのは2年目だそうです。もう1人は経済学のPhDをもつ50代後半くらいの人で、University of Virginiaなどで教えた経験はあるものの、Georgetownで教えるのは初めてということです。

異なる2人ですが、かつてDC Unitedというサッカーチームを地元に招くときのサッカー場のEconomic Impact Analysisとかを相対する立場で実施したことがあるようです。一つのチームの経営の視点で行う会計というよりも、スタジアムの建設とか、チーム招致に際して分析するという仕事はそう頻繁に起こらないものの、実際に関われる立場になれれば大変面白い仕事かと思います。

このクラスは選択科目として受講しています。というのもGeorgetownのSports Industry Management Programでは「Strategic Marketing, Communications, & Digital Media 」と「Business, Management, and Operations」という二つのいわば専攻分野があり、各人が選択することを求められ、このSports Business & Financeのクラスは後者に属し、私はMarketingのほうの専攻だからです。

ということで、このクラスでは9月に入学した人、別のコース専攻でやっていく人が多くいるため、普段見ないクラスメートが多数います。9月入学は数が一番多く、卒業したての人も多く、平均年齢がSummer Semesterより一気に下がった気がします。その人たちと協働作業があるかと思いきや、グループプレゼン等はシラバスを見る限りなく、一人黙々と試験を受けるタイプの科目です。

しっかり良い成績で単位がとれるように頑張っていこうと思います。