6/21/2015

Week 5 ゲストスピーカー

今週のSports Ethicsのクラスはゲストスピーカーのシリーズが二回ありました。

一組目はNFL Playersから4人、二組目はプロサッカー、女子プロサッカー、フィールドホッケーの元選手たち。フィールドホッケーの女性は今年の5月にSIMのプログラムを卒業したOGです。

元NFLの選手たちは今でも屈強な体格です。

選手のキャリアは短いもの。大学を出てドラフトされて、NFL選手としてお金を稼いでも、引退の時期は必ずやってきます。相当なお金を稼ぐとそこにつけこんでFinancial adviserがやってきたりしますが、本当に選手の利益にかなう仕事をやってくれるのか、専門知識のない選手にとっては判断のしようがありません。一攫千金で新人選手時代にお金を水のように使ってしまっては、次に述べるセカンドキャリアへのステップに支障がでます。

セカンドキャリア-引退後は選手生活の時間より長い時間が待っており、生計を立てなければなりません。

パネリストの一人は現在pre-medの学生をしているそうです。pre-medというのはよくわかりませんが、医学の道への準備課程と理解すればいいのでしょうか。強い精神力で現役時代を怪我とともに乗り越えた経験がセカンドキャリアの礎になるのはいうまでもありません。

スポーツチームというのは小さい組織ですが、選手たちにセカンドキャリアの重要性、そしてスポーツマンとしてのフィールド内とフィールド外の倫理的行動の重要性は伝える責任があります。どんなに組織がセミナー等を通して説いてみようが、最終的には選手自身の裁量、行動に寄ってしまうところですが、組織がセミナー等の機会を作らない限り、責任を果たしていないことになってしまいますから。

今回ゲストスピーカー二組をつれてこられたのは、教授陣の個人的なつながりからです。こういう機会を実現できるのはプログラムの特長といっていいと思います。