6/17/2015

Week 4 MLBAM

MLBAMという略称を聞いて何の事かわかる人はかなりの通でしょう。

Major League Baseball Advanced Media
http://www.mlbam.com/

Week 5のSports Leadership & ManagementのクラスのケーススタディーはMLBAMが題材でした。

このケーススタディーを学ぶずっと前に、ふと気になっていることがありました。というのは、MLBの各球団のホームページは同じプラットフォーム、見た目が非常に似ている。

解決しました。MLBAMがその理由でした。

MLBAMはもともとMLBの30球団のオーナーの出資により設立されたMLBとは別個の法人で、MLB各球団のウェブ戦略や、インターネットでのチケットの販売、再販売市場、モバイルデバイスによる試合のストリーミングなどなどを一手に引き受けている組織です。

MLBAMが各球団のホームページを作成しているとなれば、ホームページの見た目が似てくるのは必然です。内容を見比べるときには非常に助かります。

ちなみにMLBAMは利益を生み出して、各球団のオーナーに配当金という形で分配するのですが、各球団は「上納金」をMLBAMに支払い、一部ウェブ戦略を限定されるような形を取られるのですから、MLBAMとの対立も発生するようです。

そして、MLBAMが各球団のウェブコンテンツやメール配信もするのですから、意図しない失敗も起こりえます。

クラスで共有されたひどい例がこれです。

Nationalsがプレーオフで敗れた際に、その翌朝にMLBAMがNationalsに代わって配信したメールが、「Nationals、Series優勝おめでとう」。試合が始まる前にメールの内容は作成されていて、間違って配信されてしまったのでしょう。各球団の職員がメールの配信をすればこのようなことは起きないのに。

問題はあるにしても、ウェブコンテンツに統一性があるというのはユーザーからすると助かります。日本の各球団のホームページを見比べると、形式はバラバラ、ほしい情報はどこやらなんてこともありますから。各球団のページでは従業員数を開示しているチームもあれば、ないチームもたくさんありますし。

各球団、リソースの共有はなく、リソースの質もバラバラでしょうからね。