1/26/2009

大統領が交代して

オバマ大統領がまだマケイン候補と争っているころ、オバマ候補は経験不足を指摘されていました。

そこでオバマ候補は周囲に経験豊かな人材を揃え、副大統領候補にバイデン候補を沿え、経験不足の指摘を回避しようとしました。

マケイン候補との選挙戦が終了すると、経験不足だといった論調はパタッと消えた気がします。就任式が近づくにつれ期待が国民の間でものすごく高まり、新大統領誕生です。

始まってしまえば、経験不足だのといってられません。リーダーのそばには優秀な人材が揃っています。自分ひとりで全てをやるわけではないです。リーダーとしてチームを正しく率いる能力が備わっていれば、それが国民の望む大統領の姿のはずです。

正しい方向性を持つこと。間違った方向に進むことを国民は否定する力があることをアメリカは見せてくれました。同時に間違った方向に進んでしまったリーダーとその国家を選んだのもアメリカ国民です。あのテロリストの攻撃があって以降、アメリカは変わってしまいました。あれから今年で8年、傷は決して癒えるものではないけれども、アメリカは正しい方向に進もうとしているといって間違いないと思います。

それに対して日本はどう反応するのか。大量消費型の生活スタイルがアメリカで変化するのであれば、日本のメーカーは大きな戦略の転換を求められるでしょう。きっと5年後、10年後にはまったく予想のつかない事態になっているかもしれません。日本の姿は、日本の国際社会における存在感はどうなっているのでしょうか。