7/18/2009

働く場としての監査法人

米国では結構大学生に人気の就職先として大手会計事務所が名前が挙げられたりしています。日本では知名度が低いですし、米国と違って試験合格者しか受け入れないという環境なので結果は違ってしまいます。

しかし、今日はこのブログで書いておきたいことがあります。

先週は研修だったのですが、たまたま同じグループで席が隣になった女性が監査法人の職場として魅力を教えてくれました。特に女性にはこれは聞いてもらいたいです。

その女性は前の職場でUSCPA試験に合格しており、数年前に日本の会計士試験に合格して今の監査法人に入社したとのことです。そして、昨年から今年の4月までは産休を取得しており、職場に復帰後は時短で働いていると聞きました。4時には研修を飛び出し帰宅していました。ただ働いているという感じではなく、研修中にやる課題は要領良く終わらせるし、メモもちゃんととり、何よりも日米の試験に両方合格してしまう要領のよさ、勉強のできには尊敬します。

時短で働くというのは他の人よりも早く帰らなければならないため、他の人の目は気にならないか聞いてみましたが、決してそのようなことはなく、そのような環境(現場)には置かれないように配慮されているとのことです。時短には他にも選択肢があるようで月曜日から木曜日まではフルタイムで働くけれども、金曜日は毎週休みにしている人もいるとのことです。

その女性は他の会社では無理であろうことが、今の職場では可能で働く母親には素晴らしい環境であると話してくれました。これが当たり前の環境であるべきですが、ちゃんとそのように環境が整備されていることに、少し誇りに思いました。優秀な女性を職場にとどませること、これこそ企業としての競争力を確保する源泉となるはずです。