12/22/2008

会計事務所の雇用情勢2

最近監査法人が大量に採用している動向について書きましたが、それについて追加することがあります。

僕が勤めているところとは別の大手の監査法人に勤めている人に話を聞きました。やはり、人が多すぎるそうです。シニアやマネージャーくらいの人が少なくて、スタッフがものすごく増えてしまったとのことです。人が溢れているのが現状のようです。

もう1人にも話を聞きました。僕が勤務する監査法人の人事担当者に話を伺いました。最近は採用を(極端に)抑えており、僕が今応募しても採用しないだろうと言われてしまいました。

ウソではなく、本音で言っているように感じました。実際に、応募してくる人も少ないようです。

監査経験のないスタッフレベルの人が入ってきても、1年目のスタッフとなるため、溢れているスタッフにさらにスタッフを追加するようなものですから。監査経験のあるシニアレベルの人なら採用を考えるのかもしれません。

大手監査法人の人員の増員。それは将来2年から3年後のIFRS業務の拡大をにらんでのことでしょうか。日本の会計士試験合格者数がこのペースである限り、大手の監査法人の人員が1万人を超えるのはそう遠くない将来の話です。

USCPA合格者はどうするのか。試験に合格しても監査法人で仕事ができないのでしょうか。将来はどうなるかわかりませんが、少なくとも今は非常に厳しいといっておくのが、本当のところです。