12/11/2015

チームプロジェクト

Financeなど一人でExcelをがつがつ操作する科目を除いて、ほぼすべてのクラスでチームプロジェクトというのが存在します。

たいていの場合は4人から5人でチームが構成され、チームのメンバーは教授があらかじめ決めている場合と、自分たちで作る場合があります。

なかにはチームワークは苦手と明らかに打ち明けてくるメンバーもいますが、その理由はスケジュールが自分でコントロールできないから、という理由でした。あるいはなかなかチームの意見が集約できないとか。確かに実際の仕事の場面でも複数のプロジェクトを抱えていればスケジュールの問題は起こりえます。たとえば、今彼はどんな仕事をどのようなタイムスケジュールで行っているかわからなければ、チームは仕事の割り振りがしづらいですよね。

ある日本人駐在員の海外での話です。レポートラインが2つあり、日系サービスの日本人上司とうまくいっていないケースがありました。彼はもう一つ駐在先で国際業務も抱えていました。国際業務に魅力を感じて駐在を志願したものの、不定期のチームミーティングがあり、その状況から、日系サービスの日本人上司は彼の日系サービスに対するコミットメントを高く評価できない状況にありました。ひらたく言えば、別のミーティングを理由に都合よく逃げているといえばいいでしょうか。

非常に優秀な人です。普段からうまく密にコミュニケーションをとっていれば上司の疑念はひょっとしたら避けられたかもしれません。

ごく当たり前のことですが、スケジュールを公開する。変更があれば、適時に更新する。基本です。

さて話は戻って学校でのチームプロジェクトです。プログラムの最後にはメンバーの評価をするpeer evaluationがあります。なかにはinternをやっているメンバーもいます。internが単位に加算されるためには週に20時間以上働かねばならず、学業の負担にもなります。しかし、これもプログラム修了後のフルタイムポジションを取るためです。

私はpeer evaluationは割と厳格に行います。厳しくつけたところでどれだけ成績に響くかわかりませんが、率直なフィードバックが学生、そしてプログラムの今後に活かされることを期待します。

タイムリーにメールの返信をしたか、デリバリーしたか、いろいろ判断基準がありますが、どれも仕事と同じです。仕事になると(たいていの場合)上司からの一方的な評価になりますが、チームのメンバーはほかに3人や4人います。誰か一人の主観的な意見に左右されず、うまく平準化されるので悪くない制度だと思います。