10/25/2007

中間監査

中間監査の最中でやや忙しいのでブログを更新するのをさぼってました。
忙しいといってもまだ土日を休まずに仕事するという状況ではなく、クライアントが資料を出してくるのを待っているという感じです。クライアントが出してくる資料に基づいて監査を行うわけですから、たしかに自分たち監査人が資料を作成する場面はあるものの、クライアントの情報に依存する場面は多いです。

クライアントの情報や内部統制に依存する場面が多いということは、不正が行われていたらどうでしょうか?僕にとってはまだそれを発見するのは難しいというのが実感です。不正が行われていて、かつ、経営者がそれを隠蔽しようとしていれば、さらにそれを発見するのは困難です。ある取引や勘定についてはリスクが高いと評価することはできても、経営者が隠蔽する姿勢をもって財務諸表を作成していたら大変なことです。

それを投資家はどうみるのでしょうか?おそらく会計監査人は不正を発見することはできなかったとみなすのでしょう。でも、会計監査人はそれに加担するつもりなど毛頭ない場合もありますし、職業専門家としての注意義務を果たして業務を行っていることもあります。そういった場合には責任の所在を法廷で争うのが適切でしょう。

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